大阪府教育委員会幹部汚職糾弾訴訟

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zoom RSS 10月19日 南木陳述書 及び裁判報告

<<   作成日時 : 2006/10/19 21:37   >>

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訴  状」について
大阪府教育委員会幹部汚職糾弾訴訟
陳述書
大阪府松原市河合2丁目6−6
南木隆治
 
 私は昭和28年に生まれ、22才で大学を卒業して1年間民間の会社に勤務し、その後教職単位取得のための通信教育を受けた1年間の無職の期間の後、24才で大阪府高等学校教諭に採用され、本年まで、28年間、大阪府の教育公務員として奉職させていただいているごく平凡な一教員でございます。この間、現在勤務する大阪府立盲学校を含め、4校で教諭として、微力を尽くしてまいりましたが、今回ほど、自らの属する大阪府教育委員会の幹部職員の有様を恥ずかしく思い、義憤を感じたことはありません。
 竹内教育長、成山教育監以下38名の処分者を出した今回の破廉恥事件について、当初私は教育長も、教育監も責任をとって即刻に、遅くとも昨年度中、つまり本年3月中に自ら職を辞されるであろうと思っておりました。よもやそのまま本年度も現職に留まられる事はあるまいと思っておりました。
私自身、一保護者として考えましても、もし、自らの子供が通う学校の進路指導主事の先生に、子供の私学進学ついてアドバイスを受けていたとして、その先生が教育長たちのように私学関係者から繰り返し接待を受けていたことが判明し、しかも翌年も同じポストにおられるなら、どのような保護者もこれを許さないだろうと思います。
 今回のような破廉恥事件は、一般の教諭であれば、減給だけにとどまらず、普通は現場を離れ、教育センターなどで数ヶ月以上の謹慎と、研修を受ける事になるでしょう。もっとも軽いものでも、名前が出たものは転勤は免れないでしょう。又主事や、主任のポストを外されるでしょう。
 高校生はたばこを吸っただけで停学になります。教育界のトップの破廉恥な行為がこの程度の軽い処分ですまされて、当人たちもそれに甘んじていて、どうして青少年を指導する事ができるでしょうか。
 教育長たちの処分に関して、多くの校長も不満を漏らしたと新聞にあり、その思いは当然であると私は思います。

 大阪府の全ての教員が手本とし、鑑としなければならない道徳的にももっとも傑出した人格者でなければならないはずの教育長や、教育監は、いかなる場合も、ほんのわずかでも、醜聞に関わるようなことがあれば直ちにその職を辞すべき立場にあると私は思います。
 3月27日の段階でも、辞職の意志を府民に発表されないことが明らかになった時点で、今回共に原告となった南口先生と私は、私ども2名もそのメンバーの一員である、学習指導要領を守るように教育上の提言を日常的に行っている市民団体『大阪の教育を正す府民の会』の皆様と共に、教育長たちの辞職を勧告する公開要望書を、教育長と、教育監宛てに出すことにいたしました。
 4月12日に辞職する意志がない旨の回答を教育長より、府教委教育政策室総務企画課長を通じていただきました。
 一般の教員の幾十倍の責任を感じ、身を処すのが当然である竹内教育長、成山教育監が4月以降も現職に居続ける事は、府民の教育行政への信頼を著しく傷つけており、かかる事態は絶対に許されないことであると私どもは思いました。  
 その後6月14日に上記「大阪の教育を正す府民の会」のメンバー以外の方々も加えた、西尾良彦、増山佳延、天野喜一朗、柳原由起夫、市ノ沢充、吉田康彦、兵庫淳輔、三宅博、徳永信一の各氏と、南口龍一、南木隆治の11名の連名で「大阪府教育委員会の汚職事件に対する不当給与支給について」と言う標題の住民監査請求を行い、6月30日にそれが却下されたために私ども2名は本訴訟を決意した訳でございます。
 
 裁判を上記市民の皆様中心に起こしていただくのではなく、私と南口教諭が、現職の府立学校の教諭でありながら、上司に当たる教育長や、教育監の辞職と、給与返還を求める訴えを起こしたことの意味を最後に述べさせてください。
 教育者の使命は、教育基本法第1条に示されているとおり、「教育は、人格の完成をめざし、平和的な国家及び社会の形成者として、真理と正義を愛し、個人の価値をたつとび、勤労と責任を重んじ、自主的精神に充ちた心身ともに健康な国民の育成を期して行われなければならない。」を実現する事でなければなりません
 しかるに上記教育長と、教育監の2名は人格の完成をめざす教育者としてもまったく失格であるにとどまらず、自らの不正に対するその姿勢から見て真理と正義を愛しておらず、勤労と責任も重んじていません。更に申し添えれば、長年に渡って、大阪の人権に関する教育目標の中に、ありとあらゆる人権課題を書き込みながら、国民にとって最大の人権課題である北朝鮮による邦人拉致問題を教育上の課題とする事をことさら避けてしてきたのも上記2名の責任であり、そのために未だに大阪府教育委員会が発行している一切の人権に関する啓蒙パンフレットの人権の項目に『拉致』のラの字も書かれたことはなく、その意味で、平和的な国家及び社会の形成者としても上記2名は失格であります。
 かかる教育公務員として不適切な人間が大阪府教育行政のトップに居座り続けている事態について、南口教諭と私は、大阪には有力な職員組合がいくつもあり、それらの方々がきっと訴訟を起こすに違いないと思っておりました。また、同時に、公務員の不適切な行為は民間の方々に監視して頂かねば正しくならないという昨今の風潮は、公務員である私どもには大変情けなく感じられる事態でもありました。
 本来公務員の不正は、それを見つけた公務員がその不正を徹底的に暴くことによって除去されるべきなのではないかと私どもは思います。
 刑事訴訟法第239条第2項の「官吏または公吏はその職務を行なうことにより犯罪があると思量するときは、告発しなければならない」とあるのはその精神を示していると思います。
 犯罪的な公務員をトップに仰いで、どうして大阪府の教育を正しく進める事ができるでしょうか。本人たちが守る気のない指示を出し続けてきたそのトップを誰が信頼できるでしょうか。 
 どなたも裁判に踏み切らない状況を見て、南口教諭と私は教育公務員としての責務を果たしたいとの切実な思いから、今回の提訴を決意いたしました。
 幕末の武士たちは現在で言う公務員に当たります。我が国の倫理の根本は彼らが担った武士道に由来していると私は思います。先輩である武士たちにできたことが、どうして我々にできないはずがあろうか。そう私は思わずにいられません。
 我が国全土に渡って、公務員が公務員の不正を徹底して暴き出す事を裁判長様を始めとして、国民の皆様が賞賛し、支援してくだされば、それが我が国の新たな清新な気風となり、公務員の自覚とプライドを育て、我が国の繁栄と、国民の幸福に繋がると私は確信しています。
 どうか、裁判長様におかれましては、非力な一教諭2名が起こしたこの裁判への思いをご理解いただき、司法の力を持って、腐敗している大阪府教育行政を断罪していただきたく、切にお願い申し上げます。 (以上)

平成18年10月19日
 原告代表 大阪府立盲学校教諭 南木隆治

第1回期日 平成18年10月19日(木)の口頭弁論で、南木が上記陳述書を朗読しました。

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12月7日 南口 陳述書
「10月19日 南木陳述書 及び裁判報告」について 陳 述 書 大阪府南河内郡太子町聖和台1−4−13 南口龍一  私は府立阿倍野高校に勤務しております南口であります。府立盲学校の南木先生とは前任校以来旧知の仲で、これまで共に公正中立を旨とし「全体の奉仕者」として、偏向教育の是正に微力を尽くして来たものと自負するものであります。  この度私どもは、府立高校の講師採用に絡む汚職事件に関しまして、府教育委員会教育長並びに教育監らの、その処分内容の余りにも軽薄なのに驚き、その責任の取り方... ...続きを見る
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2006/12/07 11:43

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